以前にアップした『日記から見える情景』を読んで以来、苦手だったペンを握り書き順もメチャクチャな漢字を使って日記を書き続けている……という知人からの便りを読み返しながら、改めて日記の様々な効用を振り返る朝を迎えた。
最近図書館で手にした本の中で、消えていった〜消えてゆく言葉について綴ってある本に出逢った!
パソコンやスマホが必須の日常となり、分厚い国語辞典や専門書などを手に取り調べるという作業はいつ頃から無くなってきたのだろう?と思いながら我が記憶と記録の仕訳日記も振り返りなぞってみた。
最近出版された国語辞典から削除された多くの「ことば」も拾いながら……
ヤンガージェネレーション(若い人たち 青少年層)
休電(電力の供給を休むこと)
簡易保険(もと、郵便局で扱った手続きの簡単な生命保険・簡保)
ペイテレビ(有料のテレビ放送)
ちゃくメロ(着メロ~着信メロディー)
サンドイッチマン(広告看板またはびらなどを身体の前後に下げて歩く人)
メタルテープ(酸素を含まない純粋の鉄を使った磁気テープ)
大日本(だいにっぽん)
みてくれ(見かけだけよくした様子)
キーパンチャー(コンピューターなどでキーを叩いて情報を入力する仕事をする人)
ノースモーキング(禁煙)
ぽっくり(普段丈夫な人が寝ている間に突然死んでしまう原因不明の病気)
ドン・キホーテ(スペインの小説の主人公 無鉄砲で正義感が強い性格の人)
まるてき(マル適 品質や管理が充分であることを保証すること)
ミルクホール(牛乳やパンなどを出す簡易な飲食店)
ファミコン(家庭用テレビゲーム)
アイデアル(理想的)
赤門(東京大学)
ニューメディア(新聞やラジオに対して通信技術の進歩による情報伝達手段)
………など数多く
AI化が急速に進む中で、今まで何となく使ったり目にしてきた言葉の意味が変異したり「ことば」そのもの自体が消えていってしまう。
そして目新しい見慣れぬ横文字〜カタカナに侵蝕されてゆく日本語。
何か淋しい気分になりますが『じんせいテラス』は愛おしくも素晴らしい歴史ある日本語と共に優しい時を重ねてゆきたいと思っています。