先日、コラム にじいろのうみ の小学生の女の子から じんせいテラスには心という言葉が多く出てくるね!と言われた。
それを聞いて、鮮やかに蘇った印象深い思いがある。
昔、中学生のある弁論大会金賞受賞者の原稿用紙を見る機会があり、先生が赤ペンでタイトルに大きく花丸をつけていた。
鉛筆で書かれた原稿のタイトルは「心と心で」というものであった。
怪我で長期休学をしていた同級生が、車椅子で久し振りに登校して緊張している姿を見て感じた多感な中学生の思いが綿々と書き連ねてあった。
健康であること、走り回れること、思いっきり笑えること、、、当たり前のことが当たり前でないようになって見える友達を慮った(おもんばかった)思いが飾らない言葉で綴ってあり、読んでいて胸が詰まった思いがある。
普段は隠れて見えずらく気付かない大切なものを感ずることができる力 思いやりの心 素直な心
怠惰な時と歳を重ね心眼が捻れて曇りがちになる時多きことにならぬよう、、、
先人からの尊い教えは勿論だが、いつまでも小学生〜中学生〜若き後輩達からも教えられる謙虚な喜びを大切にしてゆきたいと思う。
心と心で、、、心に沁みた良いタイトルである。